MENU

公務員は優秀じゃないと辞められない?辞めた人に共通する3つの特徴

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんな会話を耳にしたことはありませんか?

〇〇さん、辞めたんだって?

民間で営業職に就いたらしいね
優秀だったもんね~

—— 公務員の職場でよくある“辞めた人”の話。

どこか納得してしまう一方で、「やっぱり優秀じゃないと辞められないのか…」と感じてしまった経験はないでしょうか?

もちろん公務員という仕事にも、魅力はあります。
公務員でいることは、決して悪いことではありません。

しかし、

  • 限界まで酷使される
  • 理不尽なクレームでも耐えるしかない
  • 政治的な都合に左右される

といった環境に納得できない気持ちを抱えながらも、
気持ちにフタをして、ただただ耐えようとするのは、“安定”ではなく、“依存”と言えるかもしれません。

そして先に辞めていった人たちは、必ずしも「優秀」だったわけではありません。
ですが、我慢をやめ、自分の強みを活かせる道を選ぶことで転職を成功させた人たちがいたのは確かなのです。

この記事では、
公務員を辞めた人に共通する3つの特徴と、
「辞めてもいいかもしれない」と思ったときの第一歩
をお伝えしていきます。

⚪︎⚪︎のアバター

(元)公務員ハリネズミ

公務員歴10年以上(係長で転職)
IT・アパレル企業勤務経験
現在は公務員事務改善アドバイザー
「ブラック公務員の撲滅」をモットーに活動中!

目次

公務員を辞める人は優秀?辞める人に共通する3つの特徴

「やっぱり優秀じゃないと、公務員を辞められないのかな?」

そんな疑問を持つ方は少なくありません。
しかし、私自身、転職経験と公務員時代のつながりを通して、
多くの現役・元公務員の方々と話をしてきました。

その中で強く感じたのは、
辞めていった人たちは、決してバリバリ活躍し出世コースにいた人ばかりではなかったということです。

ある、”優秀じゃない人”(自称)のエピソードを紹介します。

元公務員Aさん

私の最初の配属は福祉系の窓口でした。
話すのが得意で、キツめのクレーム対応もこなしていたので「自分はどこでもやれそう」と思っていました。


しかし、次の異動先が総務系で、ひたすら資料作りと会議準備、細かい手続きの確認ばかりの業務に興味が持てず、異動前とのギャップもあり、うまくやれてなかったと思います。


今は転職し、得意も経験も活かせるものがいい、と福祉系の営業職に就いています。

元公務員Bさん

私の役所は、「仕事の押し付け合い」と「クラッシャー課長」が多いと感じていました。

また、主査(係長)に改善案を提案しても、「それはあんまりやらない方法かな」といった納得いかない説明をされることが多くありました。

役所で評価される人も、”黙ってたくさん仕事をこなす人”ばかりで、その事実に対し”大人になる”ができず、転職を決心しました。

転職先は、正当な対価が支払われるところを選びたくて、転職市場が盛況なエンジニアにしました。
厳しい取引先もありますが、改善の提案が受け入れられやす文化があるので良かったと思います。

いかがでしょうか?
この2人のエピソードには共通点があります。

それは、

ということ。

この3つの特徴を解説していきます。
「いや、この2人は優秀じゃない?」と思う方も、ぜひご覧ください。

特徴①:ガマンしたくなかった、できなかった

彼らは自分の気持ちに正直でした。

  • 資料作成、会議準備、細かい手続きにモチベーションが上がらない
  • 古い組織体制、評価、マインドが嫌だった

多くの人が「安定してるし…」と気持ちを押し殺して適応しようとする中で、あえて「ガマンしない」判断を下せたのです。

これはある種の“忍耐の弱さ”にすら見えます。
それでも彼らは、優秀かどうかにかかわらず、気持ちに正直であろうとしたのです。

あなたも「今すぐ辞めたいわけじゃないけど、このままガマンし続けていいのか…」と感じているかもしれません。
しかし、そんな違和感こそが”自分の気持ち”に気付くきっかけとなったのです。

特徴②:向いている仕事を選べば、誰もが“優秀”になりうると知っていた

どんなに優秀な人でも、向いていない仕事をしていては成果は上がりません。
逆に、向いている仕事を選んだ人は、そこで”優秀な人材”になれる可能性が高まります。

学校で言えば、どんな優等生でも、どんな劣等生でも、英・数・国・理・社、必ず得意・不得意の偏りがあります。

だからこそ、公務員を辞めていった人たちは「適応できない自分がダメなんだ」と思わず
「自分に合っている仕事を選ぼう」と考え、

  • 内部事務は避け、しゃべりを活かせる営業になった
  • ルール第一の職場を避け、柔軟に動けるエンジニアを選んだ

と”自分が優秀になれる場所”を選ぼうとしたのです。

特徴③:自分で考え、自分で決断した

転職活動は、職場に隠しながら進めるもの。
先に転職した人も、静かに役所を去っていきますから、
情報は耳に入ってきませんし、誰にも頼れず孤独になりがちです。

それでも彼らは、

  • どんな業界・職種を選ぶか
  • 労働条件やライフスタイルの優先順位をどうつけるか
  • 自分の強み・弱みをどう活かすか

などを自分自身で考え、決断したのです。

一人で決断できるのは、けっきょく優秀なんじゃない?

と思う方もいるかもしれません。

いいえ、それでも彼らは最初から優秀だったわけではありません
最初は誰しも、「分からない」「何も決められない」が当たり前。

では、どうすれば自分自身で考え、決断できるのでしょうか?
次の章で解説していきます。

“自ら考え、自ら決断する力”は才能で決まらない

「自分は考えたり、決断できる自信がない…」

そう思って、立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に公務員は、昇進するまで決断が求められる機会が少ない分、習慣づくのに時間がかかるかもしれません。

しかし、公務員でなくても、転職という人生の転機に、不安を感じない人はいません。

「転職できないかも」
「どの業界を選ばばいいのだろうか」
「自分でも通用するだろうか」
「後になって後悔してしまうかも」

というのは誰しもが思うことです。

しかし、それでも転職する人は、不安を感じながらも
「決断しないままでは、一生ガマンし続けることになる」
という答えを出します。

少しずつ考え、小さな決断を重ねることで、
より確かな考えが、より大きく決断する力が身についてくるのです。

さらに、転職によって人生が変わったとき、「あのとき自らの力で、自分の人生を掴みとった」という実感は、結果的に自信が生まれ、一生モノの財産となっていくでしょう。

そうすれば、もし転職先に満足いかなくても、
「また自分の人生を選び直すだけだ」
と考えることができます。

辞めてもいいと思えたときに、考え・決断する力を育てる第一歩

「辞めてもいいかもしれない」
そう思えるようになったとき、あなたはすでに一歩を踏み出し始めています。

ただ、急いで退職を決断する必要はありません。
大切なのは、少しずつでも「何をすべきか」を自分で考え、決めていくことです。

その一歩としては、たとえば以下のような行動があります:

  • 転職サイトに登録し、どんな求人があるのか見てみる
  • 転職エージェントに相談してみる(もちろん自分で考える)
  • 自分の強み・弱みを分析する

もし、どこから始めるべきか迷うようであれば、
「自分の強み・弱みを分析する」から始めるのが手軽でいいでしょう。

自分を理解することで、戦略が決まる

自分の強みや適性を把握できれば、
「どんな業界・働き方を選ぶか」や「転職市場で有利なポイント」が分かり、
転職活動の戦略が自然と決まりやすくなります。

強み・弱みの棚卸しが、あなたの決断を助けてくれるのです。

具体的には、以下のような問いを自分に投げかけてみてください:

  • 今までで一番やりがいを感じた仕事は?
  • そのとき、どんなスキルや強みを発揮していた?
  • 自分が「苦手」「つらい」と感じた仕事は何だった?

「やりがいを感じた仕事」や「苦しかった仕事」は、
そのままあなた自身の強み・弱みに直結することがあります。

そして、それが転職先を選ぶときのヒントになっていくでしょう。

こうした視点を持てるだけでも、転職活動はブレずに、そして前向きに進めやすくなるのです。

強みが分からない場合は?

強み・弱みを分析する上で多いのが
「弱みは分かるんだけど、強みが分からない…」というパターンです。

そういう場合は、“質問に回答して強みを分析するツール”を活用するのも一つの手です。

例えば、クリフトンストレングス
二千円強かかりますが、世界一有名な才能診断でありブランドはバッチリ。
Amazonなどで購入できる本にチケットがついており、診断サイトにアクセスして診断が受けられます。

他にも、無料のリクナビNEXTの「グッドポイント診断」でもOKです。
リクナビNEXTは、求人掲載数が最も多いため、そのまま求人探しに役立ちますし、転職サイトが提供しているので、転職での強みを前提とした診断をしてくれます。無料登録後に利用でき、勝手に転職活動が始まることもありません。

まとめ|「辞めたい」と思えてる人は、すでに一歩を踏み出している

「優秀じゃないと公務員を辞めれないのか?」

その答えは「No」であり、
実際に公務員を辞めたのは、この3つの特徴を持つ人たちでした。

彼らは「特別な才能を持っていた」わけではありません。
むしろ、強みや適性に気づいていて、戦略を持って動いたからこそ、最終的に“優秀な人材”として輝けているのです。

そして今、あなたも「辞めてもいいかもしれない」と感じた時点で、すでに第一歩を踏み出しつつあります。

急いで退職を決断する必要はありません。
大切なのは、少しずつでも「何をすべきか」「どうすれば納得できるのか」を自分で考え、決めていくことです。

  • 転職サイトに登録し、どんな求人があるのか見てみる
  • 転職エージェントに相談してみる(もちろん自分で考える)
  • 自分の強み・弱みを分析する

このような一歩から、少しずつでも「何をすべきか」を自分で考え、
「転職する」または「転職しない」という大きな決断につなげていくことです。

次の一歩を迷ったのなら、自分の強み・弱みを調べることで戦略が立てやすくなります。
クリフトンストレングス(有料)リクナビNEXTの「グッドポイント診断」などを使ってもいいでしょう。

そんな一歩がやがて、「自分の人生を自分で選ぶ力」となってくことでしょう。

⚪︎⚪︎のアバター

(元)公務員ハリネズミ

公務員歴10年以上(係長で転職)
IT・アパレル企業勤務経験
現在は公務員事務改善アドバイザー
「ブラック公務員の撲滅」をモットーに活動中!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次