今回紹介するのはユーザー辞書だよ!
これを使って文章の作成を効率化しちゃおう!
ユーザー辞書?
「こうむいん」と入力→変換すると、候補に「公務員」が出るよね
この変換候補の中に、オリジナルの候補を追加できるんだ!
ふ~ん、変換候補にないような、新しい言葉を登録すればいいんだね
「デジ田」とか「マイナちゃん」とかいいのかな?
でも、そんなに使うかな?
そういう使い方が基本だけど…
でも、それよりも効果的な使い方があるんだ!
今回は、ユーザー辞書ツールの活用法を紹介していきます。
まずは、こちらの映像をご覧ください
はやい!
これは、ユーザー辞書ツールで「はりすず」と入力して変換すると、「株式会社針鼠システム 鈴木様」となるように登録することで、入力の高速化を実現しています。
公務員の業務は多岐に渡ります。
人手不足の背景もあり、1人で様々な業務をこなさなければなりません。
その様々な業務には、何かと文章作成がつきまといます。
メール、文書、起案、住民からの問い合わせ、議会対応…
逆に言えば、文章作成を制すれば、全ての業務の負担を減らせます。
年次も役職も問わないので、ユーザー辞書ツールは、定年まで、再任用の終わりまで効果をもたらし続けます。
(元)公務員ハリネズミ
アパレル→IT企業→厚生労働省労働局→市役所職員業務改善コンサルタント
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登録方法
ユーザー辞書ツールに単語を登録する方法は、下の画像をご覧ください。
オススメの登録単語
オススメの登録単語はこんな感じです。
もちろん、使わなさそうなものは登録しなくてOKです。
簡易入力キーワードもっと短くてもいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、2文字以下は覚えにくいので、お勧めしません。
簡易入力キーワード | 変換結果 |
---|---|
じぶん | 針山 太郎 ※自分の名前 |
けいすけ ※自分の下の名前 | 佳祐 など |
でんわ | 電話03-1234-XXXX |
しょめい | 森林市 動物課 針山 太郎 電話03-1234-XXXX xxx@city.nezumi.lg.jp ※改行は諦めましょう ※住所も諦めましょう(文字数オーバー) |
めあど | xxx@city.nezumi.lg.jp |
じゅうまど ※自分の課の略称 | 住民窓口課 |
しちょう、かちょう | 田中 太郎 などの氏名 |
はりすず ※よく送るメールの相手先の社名+名前の略 | 株式会社針鼠システム 鈴木様 |
おせしん ※2文の頭2文字ずつ | お世話になっております。森林市の田中です。 |
いじよろ | 以上、よろしくお願いします。 |
ありした | ありがとうございました。 |
bやzなどアルファベット1文字 ※ただし、aiueoは除く | (非常に多く入力するもの、ログインIDなど) ※たくさん登録するとかえって混乱します |
きんさちょう ※難しい町名 | 匝瑳町 |
しんきょう でじでんこうふきん ※長い団体名、補助金など | 森林市〇〇協議会 デジタル田園都市国家構想交付金 |
削減効果は数十秒だけ?
でも、数十秒しか削減できないんじゃない?
1日のうち数十秒なんて、わずかな誤差だよ…
そうかもね
でも、数十秒でもハードルが無くなれば、効果は大きいよ!
?
想像してみて!
家から外に出るとき、廊下にハードルが何個もあったら…どう思うかな?
めんどくさすぎるでしょ…
逆に、ハードルがキレイさっぱり無くなったら、爽快な気分で外出できるよね
お仕事も同じさ!
「おせわになっております。ねずみのはりねずみです。」って入力して、タイプミスしたら修正して、ひとつひとつ変換して…
ハードルを乗り越えるのはできるけど…ちょっとしたものでも重なれば疲れちゃうんだ
集中も切れる!
それはそうかも…
ゴールまでの道のりをシンプルにすれば、疲れず、快適に気持ちよく、勢いよく、長く走り続けられます。
勢いがよければ、その文章を作るスピードも速いでしょう。
そして、一日が終わったときに、脳のリソース(認知資源とも言われます)を使い果たして、「はぁ…疲れた」と言っているか、気持ちよく走り切って「帰ったら何しようかな~」と言っているか、あなたはどちらが良いですか?
【注意点】既存の単語入力の邪魔にならないように
上で紹介した登録単語の1つに、「めあど」で「xxx@city.nezumi.lg.jp」を入力できるようにしています。
もし「めあど」でなく、「めーる」にしてしまうと、「メールしてください」と打ちたいときも「xxx@city.nezumi.lg.jpしてください」と変換されることがあり、かえって入力の邪魔になることがあります。
その点、公文書において「メアド」を打つ機会はほとんどないと思いますので、「めあど」を採用しています。
一方で、邪魔にならなかったり、どうしても「めあど」では覚えにくい、という場合は「めーる」でも問題ありません。
【注意点】文章の登録は作成種別ごとに1~3個におさえる
注意したいのは、文章は辞書登録しすぎないことです。
目的は「脳のリソースを使わないこと」ですから、全ての文章を辞書で作ろうとして、100個も登録し、それを思い出すのに脳のリソースを使っては本末転倒です。
ただし「xxx@city.nezumi.lg.jp(めあど)」や「針山 太郎(じぶん)」などの単語は、何個でもOKです。
こういうものは、リソースをあまり減らしません。
「お世話になります。ネズミ市の針山太郎です。」のような文章は、メール・文書・起案文などの作成種別につき1~3個にしておきましょう。
使っているうちに、高頻度で入力しているものが現れて歯がゆくなってきたら、増やしてみると良いです。自分の心を観察し、やりすぎてるなと感じたら、減らしてみましょう。
また、「お世話になります。」と「ネズミ市の針山太郎です。」は1登録にまとめて、減らすようにしましょう。
【注意点】辞書に合わせて文章を作ろう
文章の登録個数を抑えると効果が少なくならない?
メールの文章も、組織の内外か、目上目下とかで微妙に変わるからなぁ
そういうときは、メールの文章のパターンを減らそう!
大は小を兼ねる!
多少、いつもより丁寧だったり、余計な言い回しがあっても、相手は気にしないさ!
文章のパターンも減らせば、より頭スッキリさ!
文章を作るために辞書登録するのではなく、限られた辞書で様々なパターンの文章が作れれば、脳のリソースの消費量はさらに大幅に減るでしょう。
まとめ:ユーザー辞書ツールを使おう
今回は、ユーザー辞書ツールの方法とメリットと注意点を説明しました。
文字の入力をできるだけ減らせれば、ゴール(文書の作成)までに存在するハードルを一気に減らすことができます。
そうしてシンプルにすれば、疲れず、快適に気持ちよく、勢いよく、長く走り続けられます。
勢いが良ければ、文書作成全体のスピードも速くなります。
文章作成が速くなれば、様々な業務が速くなるでしょう。
そして、定年まで、再任用の終わりまで、ずーっと役に立つスキルになります。
ユーザー辞書でどんどん時間を産み出していきましょう!
もっともっと仕事を楽に!
当ブログでは、このように誰でもすぐできる時短術を紹介しています。
ちょっとずつでもハードルを消していけば、気がついたときにはあなたのハードルは同僚に比べて格段に減っていることでしょう。
ですが一つの心配が芽生えます。
「仕事のスピードがあがったけど、また仕事を増やされるだけじゃない?」
「何のために自分は頑張ったの?」
当サイトでは、永遠に増やされる仕事、心無いクレームや異動ガチャ、人手不足など、どうしても消し去れない嫌なハードルを除くために、この浮いた時間で転職活動をすることをオススメしています。
あなたの人生はあなたのものです。自分の人生、生きてみませんか?
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